チャートを見ていると特定の動きをしている、何度も見たことがあるという動きをしているという経験はありませんか?
このパターンを抑えることで、FXに勝ちやすくなります。
チャートのパターンは大きく2つ
チャートが特定の形状になった場合に、その後の値動きを経験則的、帰納法的に予想するチャート分析の1つが「フォーメーション分析」です。
「フォーメーション分析」は、トレンドの転換時、具体的には相場の天井や底値であらわれやすい反転パターン(リバーサル・フォーメーション)と、それまでのトレンドの継続時に小休止的にあらわれる継続パターン(コンティニュエーションフォーメーション)の2つに分けることができます。
「反転パターン」とは、トレンド相場が続いた後にチャートで上のような形の値動きがあらわれると、「トレンドが反転しやすい!」ということです。
次に相場のトレンドが継続しそうなときにあらわれるチャートの形状はどういったものでしょうか?
「継続パターン」とは、トレンド相場が続いた後にチャートで上のような形の値動きがあらわれると「(それまでの)トレンドが継続しやすい」ということです。
相場の天井と大底を捉えることができるチャートパターン
為替レートは山(高値)と谷(安値)を作りながらジグザクとした形を作って動いていきますが、もし、チャート上の山と谷がどこで起きるか事前に分かれば、すべての値動きを利益に変えることができ、大儲けすることができるでしょう。
しかし、実際には相場の山と谷を正確に当てることは不可能です。しかし、チャートパターンを使えば、値動きを当てる可能性を高めることができます。
チャートパターンで未来の目標為替レートが読める
もう1つ、チャートパターンが非常に有効な点は、完成後に為替レートがどの程度まで上昇(or下降)するか、目標レートを教えてくれます。
たとえば、ダブルボトムの場合、為替レートが下落してアルファベッドの「W」の字のように2度安値をつけたあと上昇して、安値と安値の間の途中高値を突破したら完成します。
ダブルトップ完成は下降トレンドからの確かな反転上昇シグナルになるので、ネックライン越えで買いエントリーするのが基本的な売買手法で、ダブルボトムが完成して上昇モード入りした場合、ボトムの安値からネックラインの途中高値の値幅分だけ、ネックラインからさらに上昇するといわれています。
相場が反転するかどうかだけでなく、その後、どの程度の値幅で値動きするのかまで教えてくれます。
もちろん、目標レートはあくまでターゲットに過ぎず。 実際の為替レートの値動きがすっきりしたチャートパターンに収まることのほうが稀ですが、値動きの形状を分析することで、「為替相場がどのようなパターンで過去に動き、未来の目標レートはいくらか」を把握することはFX取引で勝つためには欠かせないでしょう。
為替相場の現状認識を深める意味でチャートパターンはとても重要な分析ツールです。
まとめ
「フォーメーション分析」という手法は、日本だけでなく世界、しかも現代でも利用されているということは、それだけ、これらのチャートパターンに対しての確度が高いということです。
今回紹介した「フォーメーション分析」でチャートパターンを抑えてFXで勝てる確率をあげましょう。