【初心者向け】FXの取引手法を基礎から解説!

FXの基本的な取引手法をおさえるには相場の流れを捉える必要があり、それぞれの相場の流れに合わせて適切な取引手法でトレードを行うことが、どのような取引手法を用いるにしても重要です。

そこで、この記事ではFXの取引手法の基礎について解説していきます。

基本的な取引手法

基本的な取引手法は、トレンドの発生に対して、順張りでトレードを行うものです。為替相場の動きにはレンジ相場とトレンド相場の2種類が存在します。

上昇トレンドと下降トレンドは一度発生すると一定の期間はその方向性に動き続ける傾向があるため、レンジ相場よりトレンド相場でトレードをする方がシンプル且つ時間的効率が良いと言えます。

トレンドの発生はオシレーターやインジケーターといったテクニカル指標で察知することができますが、もちろん完璧にトレンドの発生を察知することはできないので、レンジ継続やトレンド逆行も起きるので注意が必要です。

トレードの手法は基本的に4つに大別されます。トレードを行う時間軸、つまりエントリーからクローズ(決済)までの時間でトレードの手法を分類することができるので、一つずつ見ていきましょう。

スキャルピング

スキャルピングは短時間に何度も売買を繰り返す手法で、数秒から数分の短時間で小さい利益を積み重ねることで最終的に大きな利益を獲得することを狙います。

1度のトレードでは数pipsから数十pips程度の利益もしくは損失ですが、勝率を高めることができれば短時間のトータルで大きく勝ち越すことができる一方で、常に相場を見ている必要があり、初心者にとってはトレードのタイミングの見極めが非常に難しいでしょう。

デイトレード

デイトレードは数十分~1日の間で売買を行う手法です。

スキャルピングよりもう少し長い期間ポジションを保有し続けます。ポジションの日またぎはしませんが、1回のトレードの利益は比較的大きく、日またぎリスクも排除できるので、比較的安心してトレードが可能です。

スイングトレード

スイングトレードは2日~5日の間で売買を行う手法です。期間はデイトレードよりやや長い期間で、一度に狙える値幅や利益も大きくなります。

また、スキャルピングやデイトレードに比べて相場を常に確認しておく必要もない一方で、1度に狙える利益が大きくなる半面、損失が発生する場合も大きな損失になります。

ポジショントレード

ポジショントレードは1週間以上の間で売買を行う手法です。期間は分類できるトレード手法の中で最も長く、年単位でのトレードも視野に入れたものです。

取引機会は少なくなるものの、1度に狙える利益はとても大きくいです。エントリー前に相応の分析が必要ですが、長期的な視線で戦略を立てることができるため短期の動きを気にしないで済むというメリットがあります。

FX取引の基本となる考え方を紹介

FXにおける取引の方法には、数えきれないほどの種類がありますが、基本となる考え方は大きく分けると「順張り」「逆張り」の2つです。

順張り

順張りとは、相場におけるトレンドに併せた取引方法のことです。

たとえば、相場が上昇トレンド(為替レートが上がっていく流れ)になっていれば、将来的な値上がりを期待して買い注文を出します。その逆に、下降トレンド(為替レートが下がっていく流れ)なら、そのまま値下がりすると予想して売り注文を出します。

順張りでは、トレンドの初期の段階で流れに乗ることが、収益を得るために重要になりますが、トレンドの初期段階なのか、そして、そのトレンドがどの程度続くのかが大事なポイントです。

逆張り

逆張りとは、トレンドに逆らうような取引手法のことです。

ただし、順張りと反対の取引をするという意味ではありません。順張りは「トレンドに乗る」ことを意識する取引方法ですが、逆張りは「トレンドの終わり」に合わせて取引を行う手法になります。

相場におけるトレンドというのは、いずれ終わりを迎え、上昇トレンドもいずれ終わりが訪れ、下降トレンドへと向かいます。逆に、下降トレンドでもいつかは下落が止まり、やがて上昇トレンドが始まります。

そこで、逆張りでは、「トレンドが切り替わるタイミング」を見極めて取引を始め、上昇トレンドから下降トレンドへ変わるタイミングを狙って、売り注文を出すことで利益を狙うという手法です。

こちらは「トレンドの終わり」が大事なポイントです。

FXの相場分析の手法紹介

FXで取引を行う際に、ただ闇雲にエントリーするのでは利益を減少させ損失を増加させてしまいます。

そこで、取引を行う前に必ず相場分析を行う必要があり、相場分析の手法は、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の2つの手法に大別されます。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズは経済の基礎的状況を表します。

具体的には経済状況や金融政策、政治などの分析により相場を予測するものです。取引している通貨の国や関連する国の経済指標や要人発言などを参考にしつつ、国の経済状況から、通貨にどのように影響するのかということから分析します。

テクニカル分析

テクニカル分析は過去の値動きを示すチャート分析をする手法で、チャートには過去の値動きと現在の値動きが示されており、それらの中から法則性を見つけてトレードを行います。

テクニカル分析はローソク足を見て分析する方法とテクニカル指標を用いて分析する方法があります。テクニカル指標を用いて分析した場合はローソク足のみを見るよりはるかに広く深く分析ができます。

また、一般的にテクニカル分析はこのテクニカル指標を使った分析のことを指す場合が多く、テクニカル指標にはトレンド系とオシレーター系の2つに分けられます。

トレンド系はトレンドの有無や発生時期を確認することができるものです。例として移動平均線やボリンジャーバンドなどがあげられます。

オシレーター系は既に発生しているトレンドに対してそのトレンドが序盤・中盤・終盤のいずれかを判断することができるものです。

ローソク足を活用した取引手法

ローソク足を活用した取引手法は様々ありいくつかのパターンの中から現在のチャートパターンがどれに当てはまるかを考えて取引を行います。

基本的にはローソク足の基本形をもとに、相場を予測・分析し、基本形と呼ばれる大陽線や大陰線、十字線などのパターンを覚えればあとはその応用などでかなりのパターンに対応することができます。

また、1本のローソク足のみではなく複数のローソク足を組み合わせて分析することで確度の高い分析が可能です。

まとめ

FX取引ではさまざまな取引手法や分析方法が存在しているので、自分に合う取引スタイルはどういうものかを見つけるのが大事です。

自分なりのルールを決める、知識をつける、経験を積むどれもが大事なことなので試行錯誤してみましょう。

タイトルとURLをコピーしました