FXの始め方(やり方)を誰でもわかるように解説!

FXを始めようと思い立ったはいいものの、具体的にどうすればいいのかよく分からない…といった初心者の方も少なくないでしょう。

思い立ったが吉日ということで、、この記事では初心者の方がFXを始める流れと必要な知識を紹介していくので参考にしていただけると幸いです。

FXの始め方を一から解説

それでは、早速FXを始める流れを順番に解説していきます。

口座開設に必要なものを準備!

FX取引を始めるには、まずFX会社に口座を開設し投資資金を入金することから始まります。

口座開設に必要なものは基本的にどのFX会社も同じで、マイナンバー確認書類および本人確認書類の提出が求められます。

個人番号カード(いわゆるマイナンバーカード。市区町村に申請して交付してもらうもの)があれば、マイナンバー確認と本人確認の両方ができるので、1つの提出で済むのでおすすめです。

他には、健康保険証、年金手帳、住民票の写し、印鑑登録証明書などから2点の提出が必要になるFX会社が基本的です。

インターネットから申し込む

口座を開設したいFX会社が決まったら、PCやスマホで公式サイトにアクセスして申し込みを行います。

わずか5分ほどで申し込み手続きは完了し、最短で申し込みの当日~翌日に口座開設が完了します。口座に入金すれば、すぐに取引を始めることができます。

申し込みでは、氏名・生年月日・住所・連絡先・職業情報・投資経験(経験なしでも大丈夫)などを入力し、取引規約等の確認・承諾を行い、先ほどの必要書類を画像でアップロードします。

すると、 申し込み時の情報を基に各FX会社が独自の審査基準によって審査が行われるので結果を待ちます。

口座開設完了

審査がとおると通知がきて口座開設が完了します。

登録住所宛に、ログインIDやパスワードなどの取引に必要な口座情報を記載した資料一式が簡易書留郵便で送られてくるので、入金をして準備完了です。

FXのやり方を解説

続いて、実際にFXのトレードを行う前に知っておくべきポイントについて解説します。

FXは少額資金から始められる

FXは「レバレッジ」という仕組みがあるため、少額からでも参入できるのがメリットです。FXの最大レバレッジは前述の通り25倍ですから、実際に必要な金額(為替レート×取引数量)の25分の1、つまり4%の資金から取引を始めることができるのです。

ただし、レバレッジ25倍でトレードをするとロスカットの可能性が高いので、実際にはもう少し余裕を持った資金を用意した方が安心です。

ここでは、FXを始めるのに最低限必要となる資金はいくらなのか、初心者でも扱いやすい通貨ペアである米ドル/円を例に説明します。

米ドル/円が1ドル=100円の時に1,000ドル取引する場合に必要な金額は、「100×1,000ドル÷25=4000円」という計算で求めることができます。

本来は10万円必要な取引ですが、レバレッジをフルに効かせることによってわずか4,000円から運用できるということです。

ただし、ポジションを持つために最低限必要な保証金であり、それに加えて価格の逆行に耐えられる余剰資金が口座に入金されている必要があるので注意してください。

高いレバレッジをかけた取引では少ない資金を効率よく増やせる反面、相場が予想とは逆方向へ動いてしまった場合、含み損に耐える余力を失うことになるので、リスクを減らすためにも高すぎない5倍ほどが良いでしょう。

FXの取引時間は?平日24時間取引可能

FXは世界各国で取引が行われており、FXは平日なら24時間いつでも取引することができます。

平日は24時間オープンしている為替市場ですが、時間帯によって値動きに特徴があり、1日の中で取引が最も活発に行われる時間帯は、取引量が多く世界の中心になっているロンドン市場とニューヨーク市場が重なる21時~翌2時あたりなので、仕事終わりの方でも夜中に取引ができるのです。

この時間帯は市場参加者がとても多く、米国の重要な経済指標発表や東京の仲値に相当するロンドンフィックスがあるため、値動きが激しくなりやすい傾向があります。

FXの基本的な注文方法

FXで使用する注文方法は、大別すると成行注文・指値注文・逆指値注文の3種類です。
以下ではそれぞれの特徴を解説します。

成行注文

現在の価格で売買する注文方法です。
一番基本的な方法で、初心者にもおすすめです。

指値注文

現在より有利な価格を指定(予約)して注文する方法です。現在の価格を基準に、今より安く買いたい、あるいは高く売りたいときに利用されます。

米ドル/円が105円のときに「100円まで下がったら買いポジションを保有したい」逆に、「110円まで上がったら売りポジションを保有したい」などのように使うことができます。

逆指値注文

現在より不利な価格を指定(予約)する注文する方法です。現在の価格を基準に、今より高く買いたい、あるいは安く売りたいときに利用されます。

米ドル/円が105円のときに、「100円まで下がったら損失を限定するために売り決済したい」、「110円まで上がったら損失を限定するために買い決済したい」という場合に使われます。

また損切りだけでなく、新規エントリーをする際にも多く使われることがあります。

FXの応用的な注文方法

続いて、先ほど紹介した成行注文・指値注文・逆指値注文を組み合わせ、シナリオ通りの取引を実現するという応用的な注文方法も紹介します。

IFD(イフダン)注文

新規注文と、利益確定または損切りの決済注文をワンセットにして同時に出す予約注文です。例えば、今現在の米ドル/円が105円のときに、「103円まで下がったら新規で買い注文を入れて、その後106円まで上がったら決済して利益を確定する」などの注文ができるというわけです。

新規注文が成立して初めて決済注文が有効になります。

OCO(オーシーオー)注文

2つの注文(指値注文と逆指値注文)を同時に予約し、一方の注文が成立したら、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法です。

米ドル/円が105円のときに買いポジションを保有してた場合、「106円まで上昇したら売り決済して利益確定」「104円まで下降したら売り決済して損切り」という注文ができるのです。

IFO(アイエフオー)注文

IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、新規注文と同時に利益確定の指値注文と損失限定の逆指値注文をまとめてワンセットで同時に予約することができます。

現在の米ドル/円が105円のときに「103円まで下降したら新規で買い、その後106円まで上昇したら利益確定のために売り決済する、102円まで下降したら損失を限定するために売り決済するという注文ができます。

IFO注文では、新規注文が成立した場合に初めて決済注文の予約が有効になり、どちらか一方の決済注文が成立したら、もう一方の決済注文はキャンセルされるので二重注文とはなりません。

トレール注文

価格の変動に応じて逆指値の価格を変更していく、逆指値注文の一種で、すでに保有しているポジションに対する決済注文として利用すれば、損失を限定しながら利益の最大化を狙うことも可能です。

価格が上がった分だけ自動的に逆指値の価格も上がるため、相場が一方向に動く局面では相場が反転するまで利益を追及するということになります。

為替相場と仕組みを理解しよう

FXでは、外国為替市場で取引されている通貨が投資対象となり、そのレートが上がるのか、または下がるのかを予想して取引を行い、予想が的中すれば利益、はずれれば損失が生まれます。

そのため、ただ適当にFXを始める前にしっかりと為替市場やFXの仕組みを理解しておきましょう。

FX会社は法整備

FX会社の安全性や信頼性が気になる方も多いと思います。日本のFX会社はレバレッジ制限や信託保全などが義務化されており、レバレッジは金融庁による規制によって、全ての国内FX会社および金融庁に認可された外資系FX会社で「最大25倍まで」と制限されています。

この制限により、25倍よりも高いレバレッジを効かせたトレードは行うことが出来ないので、強制ロスカットに遭った時にも、基本的には資金の大半が残った状態となります。

また、国内FX会社では信託保全という仕組みが採用されいるので、FX会社が破産・倒産しても、口座に入れていた資金は銀行を通じて原則として投資家に全額返還されるようになっているので安心です。

ロスカットとは

ロスカットとは、為替差損が拡大して純資産額が必要証拠金を割り込む状況まで追い込まれると、ポジションが自動的に決済されるというものです。

これは、証拠金以上に損失が膨らんでしまうリスクは避けられる可能性が高くなりますが、レバレッジをむやみに効かせすぎると、それだけロスカットが執行される可能性も高くなってしまいますので注意しましょう。

損失が出ることを理解する

FXは投資で、稼ぎやすいという意見もありますが、やはり損失は出てしまうことがあります。

いくら今まで予想が的中したからといって一気に大金を使って取引をするということは控えて、損失が出る可能性は常にあることを頭に入れておきましょう。

 

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