暗号資産は、日本円などの通常の通貨と一緒で商品やサービスの購入に使用することができます。暗号資産は目に見えて使えるお金ではなく、いわゆるデジタル通貨と呼ばれるものでネット上に存在するお金です。
特殊な仕組みから、送金などが通常の送金に比べてとても早く手数料も大変低くなっていることから近年注目されています。
この記事では、そんな暗号資産について仮想通貨との違いも含めて解説していきます。
暗号資産とは何か？
暗号資産とは金融庁が呼称変更したもので、元々は仮想通貨と呼ばれていたものを金融庁が2020年に「暗号資産」という名前に統一しました。
ビットコインと言われる暗号資産に始まり、多くの種類の暗号資産が存在していますが、それら全てを総称して「暗号資産」と呼びます。
仮想通貨とは何が違うのか？
結論から言うと、仮想通貨と暗号資産は同一のものと考えて問題ありません。呼び方が違うだけで意味は一緒です。ただ、一般的に浸透しているのは暗号資産ではなく仮想通貨という呼び方です。
金融庁が2020年に「仮想通貨のことは、これからは“暗号資産”と呼びましょう」と決定してから、そこまで時間も経っておらず以前の2017年ごろのバブル時に多くの方が「仮想通貨」と言う名称で認識してしまっているので、浸透するのにはもう少し時間がかかりそうです。
暗号資産取引所などのCMを見ると、意識的に“暗号資産”というワードは使っているようです。（使わないとダメなのだと思います）
暗号資産（仮想通貨）の仕組みとは
「暗号資産や仮想通貨とは、目に見えないお金のことである」と、多くの方はなんとなく覚えているかと思います。
実際に店舗やサービスによっては、暗号資産を決済手段として採用しているものも存在しますし、国によっては法定通貨として認めている国も存在します。
しかし、どのような仕組みなのか？と聞かれて答えられる人は少ないでしょう。
ここで少し、暗号資産の仕組みについて解説します。暗号資産はブロックチェーンと呼ばれる技術で成り立っています。
ブロックチェーンとは、暗号資産の売買などの取引をブロックと表し、それらのの情報をチェーン（鎖）のように繋いでいくイメージから「ブロックチェーン」と呼ばれるようになりました。
このブロックチェーンは、全世界に公開されているため不正が大変困難であるとされています。（不正をするには世界規模の情報書き換えが必要になるため）
ブロックチェーンにはチェーンを繋ぐ作業を専用の機械などを用いて行う「マイナー（採掘者）」という存在がいて、彼らの協力で成り立っています。
暗号資産（仮想通貨）の種類はどれくらいあるのか
暗号資産には大きく分けてビットコインと呼ばれるコインと、アルトコイン（その他のコイン）と呼ばれ2種類のコインが存在します。
暗号資産はサトシナカモトと呼ばれる人物が、ビットコインに関する論文を世に出したことで生まれました。
その論文を読み、その思想に共感した技術者たちが開発したのがビットコインです。サトシナカモトは正体不明の人物であり、日本人であるのかすら不明で、多くが謎に包まれています。
ビットコインをベースに多くのアルトコインと呼ばれる、ビットコイン以外のコインも生まれていきました。
日本人に馴染みが深い暗号資産は
- イーサリアム
- リップル
- ネム
- ライトコイン
- モナコイン
などなど、多くのコインが存在します。
世界中で暗号資産は今も種類が増え続けているので、全てのコインを把握するのは実質不可能です。また、仕組みさえわかってしまえば自分で暗号資産を作ることも可能なので、ビジネス利用したいという方も参入ハードルは意外と高くありません。
イーサリアムやリップルなんかは、一般の方でも多くの方が聞いたことがある知名度の高いコインになります。
暗号資産（仮想通貨）投資は儲かる？
暗号資産（仮想通貨）といえば、その値動きの激しさから一夜にして大金持ちになるチャンスがあることで投資商品としても人気が高いです。
筆者は仮想通貨元年といわれる2017年から暗号資産投資をスタートして、リップルというコインを保有していました。
購入した際は1枚4円ほどだったリップルが年末頃には400円を超えて大変興奮したのを今でも覚えています。ただ、値動きが激しいということは反対に大きく暴落して資産をかなり減らしてしまう危険もあるということです。
実際、筆者が保有して最大で100倍ほどになったリップルも、2018年のコインチェックXEM盗難事件を機に大暴落をしました。
結論から言うと、暗号資産投資はしっかりとすごく儲かる可能性もあるし、逆にとても損してしまう可能性もあると言うことです。
暗号資産投資はどうやって始めればいいのか？
暗号資産投資をするのは簡単です。たった3つのステップで数日以内に誰でも投資を始めることができます。（一部審査があります）
step1.口座を開設する
暗号資産取引所はその名の通り、暗号資産を売買できる場所のことです。
暗号資産取引所を選ぶ際のポイントは
- 取引所アプリのUI/UX（使いやすさ）
- セキュリティ
- 手数料の安さ
大きくこの3つを比較して選ぶことをお勧めします。
おすすめの暗号資産取引所は、bitFliyerです。
bitFlyerは老舗の大手暗号資産取引所で、セキュリティなどもバッチリですので安心して利用することができます。
step2.口座を開設したら日本円を入金します
本人確認などが完了し口座開設が完了したら、日本円を暗号資産取引所に入金します。
入金には「銀行振り込み」「コンビニ支払い」「クイック入金」があります。
step3.暗号資産（仮想通貨）の購入
日本円の入金が完了したら、買いたいコインを選び購入したら暗号資産投資開始です。自分の売りたい値段になったら売却決済を完了して、少しでも儲ければプラスです。
基本的にはこの取引の繰り返しで投資を行なっていきます。
ただし、何度も売買取引を行うのは難易度が非常に高いので、投資経験の浅い人は数年越しに売却する「塩漬け」のような投資スタイルがオススメです。
